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「恋人岬」はタモン湾北端の高台にあり、タモンの街並と海が一望できる岬です。
グアムの観光スポットとしては定番中の定番！年間を通してたくさんのツーリストが訪れます。
こんな絶景が眺められる素敵な岬ですが、この地には、結婚に反対された若いカップルの悲恋伝説が残されています。 　


ーーーーーーーーー●その悲恋伝説はこちら●ーーーーーーーーー 　

スペイン統治時代。首都ハガニアに住む娘がいました。父親はスペイン貴族出身、母親はチャモロ族酋長の娘という名家の娘です。父親は娘とスペイン総督の結婚の計画を進めていました。そのことを知った娘は、悲しみに打ちひしがれ、家を抜け出します。そして、グアムの北部の海岸へとたどり着きます。その月明かりに照らされた海岸で、若いチャモロの男性と出会い、恋に落ちたそうです。
　 しかし、それを父親が知り、すぐにスペイン総督と結婚するように娘に命じました。娘は再び家を抜け出し、チャモロ人の恋人に会いにいきます。父親と総督はスペイン軍と共に娘を追い、タモン湾にそびえ立つ岸壁へたどり着きます。娘と恋人は岸壁のふちまで追い詰められると、意を決します。決して離れることのないよう、お互いの長い髪をひとつに結びました。ふたりは永遠の愛を誓い、見つめ合うと、最後のキスを交わし、高い崖から海へと身を投げたのです。 　

それ以来、チャモロの人々はこの高台を若い恋人たちの聖地として、恋人岬(チャモロ語では「プンタン ドス アマンテス」)と呼ぶようになったそうです。
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この悲恋伝説は、展望台にある大きな石版に4カ国語で記されています。

恋人岬には、悲恋伝説に関連した願掛けやモニュメントがあります。
フェンスや岩、壁にたくさんの願いや想いが書かれたハート形の鍵がズラリと取り付けられているこれを「ハート・ロック・ウォール」と言います。